未分類

猫のアジソン病の原因・症状・検査・薬と治療・寿命・注意点

猫のアジソン病について

猫のアジソン病の原因

左右の腎臓の付近にある「副腎」は、副腎皮質ホルモンを分泌していますが、このホルモンの分泌量の低下、あるいは欠乏することによりアジソン病を発症します。
副腎皮質機能低下症とも呼ばれます。

副腎自体に問題がありが萎縮もしくは変性している場合(腫瘍など)と、脳の下垂体やステロイド剤などの薬の影響を原因とするものに分けられます。

猫のアジソン病の症状

元気消失
食欲不振
体重減少
嘔吐
吐出
下痢
脱水
血便
多尿
欠乏
身震い
徐脈
低体温
沈うつ
筋力低下
痙攣
などが見られます。

アジソン病に伴う筋力低下により、嚥下困難が見られたとの報告もあります。

両側の副腎が急激に障害を受けたときや、慢性のアジソン症を患っている猫が生活環境の変化なとにより大きなストレスを受けると副腎皮質ホルモンが急激に減少する「副腎クリーゼ(アジソンクリーゼ)」という急性のアジソン病の状態になり、微熱・呼吸困難・突然の脱力・意識障害・ショックなどの症状を示し早急な治療が必要となります。

猫のアジソン病の検査

nekoajison

問診や症状の確認・一般身体検査・血液検査・尿検査・心電図検査や、他の病気の可能性を除外するための超音波検査・レントゲン検査を行います。

血液生化学検査では殆どの症例で電解質の異常が見られ、低ナトリウム血症か高カリウム血症が確認されます。

アジソン病の確定診断をするにはACTH刺激試験という副腎皮質ホルモン(コルチゾール)の濃度の測定を行います。
下垂体から分泌される副腎皮質刺激ホルモンの合成剤を静脈内に注射し、時間を空け注射の前後の血中コルチゾール濃度の変化から診断します。
ACTH刺激試験は特殊検査であるため、外部の専門の検査所に検査を依頼することが多いです。

猫のアジソン病の薬と治療

ACTH検査結果の結果ははすぐには出ないため、診断が確定するまで待つと手遅れになることもあります。
そのため、殆どの場合血液生化学検査や診察所見から仮診断を行い治療を開始します。

重度の場合は輸液による循環改善とホルモンを補充する治療を行います。
輸液には生理食塩水を使用し、同時にホルモン製剤の静脈内投与を行い以後6時間ごとにホルモン補充をします。
輸液だけでも症状が明確に改善されることが多いようです。

ホルモンを過剰に投与すると副腎皮質機能亢進症を引き起こしてしまう恐れがあるので注意が必要です。

通常、猫は犬よりも治療に反応し症状が改善するまでに時間がかかるとされてます。
沈鬱や食欲不振などの症状が、治療開始から3日以上経っても見られることがあります。

食餌の摂取が可能になれば酢酸フルドロコルチゾンやプレドニゾロンといった薬剤の投与などの治療を行い、臨床症状を観察しながら薬剤の投与量を決めていきます。
薬剤などによる体調維持は可能ですが、長期的な薬の服用と定期的な検査が必要になります。
また、ストレスは病気を悪化させることが判っています。
症状を安定させるためにも猫が安心して過ごせる生活環境を整えましょう。

猫のアジソン病の寿命

定期的な検査と適切な治療により健常な猫と変わらない寿命を全うすることも十分可能な病気なので、早期に治療を開始することが大切です。

副腎クリーゼは致命的な状態であるため、放置すると死に至る可能性があります。
また、慢性のアジソン病であってもストレスによりいつ副腎クリーゼを起こすかわからないので、やはり適切な治療が必要になります。

猫のアジソン病の食事の注意点

アジソン病に特異的な食餌は無いので、栄養バランスのとれた総合栄養食を与え、食欲が低下していれば温めたり少量のウェットフードを混ぜ、食欲を促しましょう。