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猫の痙攣発作の原因・腫瘍や低血糖や中毒症状など

猫が痙攣発作をしたら

猫の痙攣発作の原因

・脳の炎症性疾患
猫伝染性腹膜炎やクリプトコッカス症、狂犬病などの感染症により脳が炎症を起こすことがあります。
猫伝染性腹膜炎は現在様々な治療法が試されていますが、症状の改善や延命にある程度効果はありますが、致死率が高く完治は非常に困難な病気です。
クリプトコッカス症は鳩の糞から頻繁に検出される真菌で、
鼻炎や鼻汁のほか神経症状
運動失調
沈うつ
後躯麻痺
などが見られます。

・中毒
中毒の種類は様々で、
殺虫剤や農薬によるものや玉ねぎ・にんにく・チョコレートの摂取、タバコの誤食、ユリやすずらんをかじる、人の内服薬の摂取、ハチやヘビに咬まれるなどが原因で中毒になり痙攣を起こすことがあります。
動物病院では食べた物を吐かせるなどの治療が行われますが、いつ・何を・どのくらい摂取したかが非常に治療の参考になるので、摂取した物の現物やかじったものの写真などを持参し早急に受診しましょう。

・腎不全
高齢猫に多く見られる腎不全は、初期は目立った症状は見られず、飼い主さんが何らかの症状に気付いた頃には既に約75%の腎臓機能を失っています。
慢性では症状は徐々に進行するので、進行を送らせ生活の質を維持する事が治療の目的となります。
初期には多飲多尿や食欲の低下が見られ、その後便が固くなる・痩せるなどの症状があり、重症化すると嘔吐・貧血・痙攣が見られます。
痙攣が起こると末期の状態と言えます。

・ビタミンB1欠乏症
ビタミンB1が不足しているフードを与えていたり、ビタミンB1を破壊するチアミナーゼの含まれている生の魚介類や甲殻類を多く摂取したり、下痢などが原因で起こります。
ビタミンB1が欠乏すると、脳の糖の代謝異常が起こり運動失調や沈うつ、神経症状などが見られます。

・低血糖
生後間もない仔猫では空腹、下痢などによる栄養吸収不良、体の冷えなどが原因で発症します。
成猫では過度な運動や空腹のほか、糖尿病疾患のためインスリン注射により血糖値を下げる治療を受けている猫がインスリンを過剰に摂取することにより起こります。

・脳腫瘍
脳腫瘍は中高齢の猫によく見られます。
原発性と転移性に分けられ、原発性の脳腫瘍は、脳そのものにできる腫瘍で、転移性は他の臓器にできた悪性腫瘍が脳に転移することで発生します。
動物の脳腫瘍の多くは悪性のため、早期発見・早期治療が重要です。

猫の痙攣発作時の対処法

猫の痙攣発作時の対処法

痙攣を起こすと、
身体を反らせ四肢を突っ張らせる
震える
犬かきをするようにもがく
口から泡を吹く
失禁
呼吸が早くなる
意識が無くなる
チアノーゼを起こす
といった症状がみられます。

発症時には無意識に身体が動いてしまうので、近くにぶつかると危険な家具などがあれば遠ざけて猫の安全を確保しましょう。

飼い主さんが初めて猫が痙攣した状態に遭遇すると驚き慌ててしまいがちですが、大声を出したり身体を揺らすと刺激を与えてしまうと症状が悪化する可能性があります。

意識が朦朧とし正常な判断が出来ないことで人が引っ掻かれたり咬まれて怪我をしてしまう可能性もあるので、むやみに手を出さずに発作を見守りましょう。

発作自体ですぐに命を落とすことはありませんが、高所にいる時に発作を起こし落下して大怪我をしたり、水槽に落下し溺れてしまったり、喉に吐いた物やよだれを詰まらせ窒息してしまうなどの危険性があります。

発作時に高所にいればゆっくり安全な場所に下ろしてあげましょう。

吐物やよだれを喉に詰まらせないよう身体の側面を下にして横向きに寝かせ、口を下に向けます。

口の中によだれや分泌物が溜まっている場合にはガーゼなどで拭います。

もし飼い主さんに余裕があれば、痙攣の時間や猫の様子を記録したり、動画を撮影しておくとその後の治療に役立ちます。

また、痙攣の原因によっては前駆症状として、
気分の変調
食欲不振
元気が無くなる
流涎
沈うつ
などの様子が見られることがあります。
症状には個体差がありますがパターン化されていることもあるので、これらの様子が見られたら猫の安全を確保し、動画を撮影やメモの準備をしておくと良いでしょう。

重症な場合、動物病院では、発作を止めるための抗痙攣薬を血管に注射します。

状態がある程度安定し自宅で管理する場合には、薬を服用し維持します。