未分類

猫が熱中症になる気温と症状・対策・後遺症・死亡率・治るのか

猫の熱中症について

猫が熱中症になる気温

人では一般的に最高気温が25度を超えると熱中症患者が発生し、30度を超えると死亡する人の数が増え始めるとされています。

猫は年齢や体調、品種、体型などにより適温に個体差もあり熱中症になる条件は明確ではありませんが、28度を超えるような暑い日には熱中症に気を付けた方が良いでしょう。

また、湿度が高いと熱中症になる危険性が高くなります。

気温が低くても湿度が80%を超えるような日は注意が必要です。

他にも、前日との気温差が大きかったり、屋外に出る子では室温と屋外との温度差が大きい日も要注意です。

室内飼育でも、床に近い場所にいる場合とキャットタワーなど高い所にいる場合とでは温度差があります。

室内の温度計と猫が生活する場所の温度が一緒と限りません。

猫が暑がったり寒がったりしていないか様子をよく観察することが大切です。

猫の熱中症の症状

高熱
呼吸が荒くなる
虚脱
脱水
下痢
嘔吐
開口呼吸
目が赤くなる
などの症状が見られ、重症になると
失禁
痙攣
吐血
血尿
血便
チアノーゼ
意識不明
ショック状態
などが見られます。

体温が40度を超えると非常に危険な状態です。

血液の凝固が亢進されることで血栓が多く形成され、更に血液を凝固させるために血小板が消費されることにより出血が止まらない状態になる「DIC(播種性血管内凝固症候群)」を発症することもあります。

DICになると様々な臓器の血管を詰まらせることで多臓器不全の状態になり、命にか関わります。

猫の熱中症は治る?

猫の熱中症は治る?

速やかに体温を低下させ、ショック状態から離脱し、意識障害などに対しても適切に治療が施されれば完治する可能性は十分にあります。

神経症状が進行していたり、低体温・不整脈・肺水腫などが認められる場合は予後が悪いです。

猫の熱中症の後遺症

脳がダメージを受け、意識障害や痙攣発作などが残ることがあります。

間脳の視床下部にある体温調節中枢が障害を受け体温調節機能に異常をきたすと後に高体温が続く高体温症を起こす危険性があります。

重度の脱水を起こすと急性腎不全になります。

障害の程度によっては慢性腎不全へ移行し、生涯に渡り治療が必要になる場合もあります。

消化管に虚血や壊死が起こると嘔吐や下痢だけでなく消化管から出血することもあり、最悪のケースでは腹膜炎へ移行ます。

猫の熱中症の死亡率

低体温やショック状態など重症の場合は約50%の確率で亡くなるとされています。

死亡率を下げるには、猫の様子の変化にいち早く気付き早急に対処することです。

猫の熱中症対策

エアコンでの室温管理が基本です。

夏場は28度くらいに設定しましょう。

外出時にはリモコンを猫が落としたりしてスイッチを切ってしまうことも考えられるので隠しておきます。

猫が自分の過ごしやすい場所を探せるようクールマットを敷いたり、エアコンの風が当たらない場所を作るなど環境を整えてあげることも大切です。

窓を開けて風通しをよくすることも良いですが、脱走などの危険性があるので飼い主さんが外出する時には必ず施錠しましょう。

いつでも飲水出来るよう、新鮮な物を数ヶ所に設置します。

器の好みがある子もいるので、その子の好みの物を用意しましょう。

自動給水器を使用しても良いでしょう。

ウェットタイプのフードも水分補給には有効です。

暑い時期は腐らせないよう気をつけましょう。

肥満の猫は脂肪が多いため熱を逃がしにくく、熱中症になりやすいので、日頃から適正体重を維持するよう心がけましょう。

熱中症にかかった疑いがれば、風通しが良く涼しい場所へ移動させ、呼吸しやすいよう首輪は外します。

濡らしたタオルを巻いたり霧吹きで身体を湿らせ、氷枕や保冷剤などで首や身体を冷やします。

タオルは2~3分毎に交換します。

うちわで扇ぐことも効果的です。

内股や脇の下、頸部に太い血管があるので血管を冷やすと効果的ですが、凍った保冷剤など冷たすぎる物を当てると血管が収縮して反って熱が放散しにくくなるので注意しましょう。

熱が出ていると身体の水分が奪われるので、脱水にならないよう新鮮な水を与えます。

自力で飲めない場合にはスポイトなどで口の中を湿らせます。

飲み込む力が無いときもあるので無理に飲ませようとして誤飲しないよう注意しましょう。

体温が下がり状態が改善したように見えても、体内は大きなダメージを受けており時間が経ってから状態が急変することがあります。

応急処置後は速やかに動物病院を受診しましょう。