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猫の水頭症とは・原因と症状・治療方法・薬・手術・寿命

猫の水頭症について

猫の水頭症とは

「脳脊髄液」という脳や脊髄の周囲を循環している液体が、何らかの理由で脳室と呼ばれるスペースに過剰に貯まることで脳を圧迫した状態になります。

犬での発症例が多いですが猫でも見られ、脳脊髄液の何らかの理由で通路が閉塞したり狭くなるために、脳室が拡大してしまい様々な症状を引き起こします。

猫の水頭症の原因

多くは先天性のものであり、仔猫の頃に発見されます。

遺伝以外では、猫伝染性腹膜炎ウイルスによる脳炎や脳腫瘍、頭部への強い衝撃などが原因となり脳脊髄液の流れに異常が出ることで水頭症を引き起こす場合があります。

シャム猫に良く見られるとも言われています。

猫の水頭症の症状

猫の水頭症の症状

先天性のものでは、生後半年~1年くらいの間に症状が出始めます。

睡眠時間が長かったり、元気が無くぼーっとしていることで飼い主さんが異変に気付くことがあるようです。

ドーム状に頭が膨らむ
元気消失
食欲不振
過食
ふらつく
一方向に回転する
痙攣
斜視
頭が傾く
視力障害
しつけを覚えられないなどの知的障害
異常な攻撃性
昏睡状態
などの症状が見られることがあります。

猫の水頭症の治療方法

完治が困難な病気であるため、多くの場合症状の軽減を目的とした内科的な治療になり、頭蓋内の圧を下げる治療が施されます。

症状が重度の場合には内科療法で改善が見られる可能性は低いです。

内科療法に反応しない場合には脳脊髄液を排出し頭蓋内の圧を下げる手術が適用されることもあります。

猫の水頭症の薬

浸透圧利尿剤やステロイド剤を投与し頭蓋内の圧を下げます。

痙攣を起こす場合には抗痙攣薬も使用します。

・猫の水頭症の手術
水頭症の手術は感染を起こすリスクが高いため、クリーンルームの手術室がある施設で十分に準備を整えて行う必要があります。

脳室と腹腔などを管で繋ぐバイパス手術により、脳室の過剰な脳脊髄液をお腹に排出する方法があります。

手術前には血液検査や頭部超音波検査・MRI検査・CT検査などを行う必要があります。

この手術のリスクとしては、脳室からの脳脊髄液の排出が過剰になってしまい、脳出血や脳の虚脱を起こす可能性が挙げられます。

予後はあまり良くないとされています。

猫の水頭症の寿命

手術後の経過は短期的には良好なことが多いですが、長期的に見ると25~70%程度の確率で管に詰まりや感染などの問題が発生したとの報告があります。

中には、治療により長い年数生存できる子もいますが、生涯介助が必要になることもあります。